ヒーローより悪人を欲している?『艦これ検証部事件』で自分を戒めた話。

大人気ブラウザーゲームの代表格『艦隊これくしょん』。皆様は『艦これ』やってますか?私はイマイチ興味が沸かず、むしろ気になったエロ動画を積極的に漁ってしまう変態これくしょん野郎なのですが、そんな私でも艦これ絡みで今後の展開が気になって目が離せない事件があります。それが艦これ検証部事件です。

「艦これ」から始まって「強盗傷害」へ???

2017年1月25日、ひとつのニュースが流れました。

インターネットの交流サイトを通じて少女との出会いを求めてきた男性に、言いがかりをつけて、殴ってけがをさせたうえ、現金およそ100万円を奪ったとして、25歳の男と17歳の少女が警視庁に逮捕されました。調べに対して少女は容疑を否認しているということです。

逮捕されたのは、東京・文京区の職業不詳、大橋絢祐容疑者(25)と、東久留米市の17歳の少女です。

今回逮捕された大橋絢祐容疑者、艦これのプレイデータを収集してデータベース(DataBase)化し、検証DBとしてそのデータをもって艦これプレイ中の様々な事を検証するユーザーコミュニティ艦これ検証部(以下検証部)』の代表、南国少年のいじくん(以下のいじ氏)』を名乗るその人でありました。

大橋容疑者が逮捕されるより以前にこの『検証部』は数々の問題や騒動を起こしていて悪い意味で評判になっていた模様です。凄く簡単に言えば内ゲバ騒動になるのですがこれを理解しようとすると、とにかく複雑な流れなので説明下手な私がごちゃごちゃ書くより

【ゆっくり解説】艦これ検証部問題解説動画【part1】 艦これのコミュニティの一つである”艦これ検証部”が引き起こした様々な問題を時系列にそって解説す...
初めてこの問題を知った方は、まず騒動の簡易まとめや艦これ検証部問題解説動画、まとめスライドをご覧ください。 本問題は個人情報や法的措置が絡む非常にデリケートな局面に突入しています。 関係者に対する個人的な問い合わせ・突撃行為およびその煽動は、関係者に対して迷惑がかかるためお控えください。

コチラを見て頂いた方が圧倒的に分かりやすくて手っ取り早いですので是非ご参照頂ければと思います。

応援と黒い感情。

この問題を全力で追求している『艦これ検証部』観察部(以下観察部氏)」

Twitterへようこそ。ログインして通知をチェックしたり、会話に参加したり、フォローしているユーザーの最近のツイートを見てみましょう。

この観察部氏の凄い所は単に代表者の「のいじ氏」を叩いて終わり、ではなくその豊富な知識と行動力を持って艦これ運営のDMMに要望や情報を提供したり、弁護士が登場しても怯まずに問題点に切り込んで行ったり、関係者全員の諸所の問題を一つ一つ解決するべく現在も奮闘されているという所でしょう。

ツイッターで活動を見ている誰にでも正当だと主張出来る、ケチの付け様が無い手段を用いつつ、しっかり外堀を埋めて行き、逃げ道を塞いで追い込んで行くその姿はまるで詰め将棋の様で、また「水戸黄門」の様な勧善懲悪のドラマを見ているような爽快感とも似ている高揚した気分になります。

で、上記の観察部さんを見てると「観察部さんすげぇ!頑張れ!!」で終わらず「追い込め追い込め!ぶっ潰せぶっ潰せ!!」と応援というよりもはや黒い熱がグラグラと自分の中に込み上げて来るのが分かります。部外者なのに。艦これやってないのに。

これが全力全開で度が過ぎると部外者でも「私も追い込んでやる!一緒に戦うぞ!」と妙な正義感を振りかざして容疑者の個人情報の特定を手伝ったり拡散したり、罵詈雑言を浴びせ続け誹謗中傷に力を注ぐようないわゆるネット私刑に繋がっていくのかな、と。落ち着け落ち着け自分と言い聞かせながら今回の騒動を見てます。

匿名でも発言には責任が。

以前からちょこちょこと話題になるネット上での私刑。店員がアイスケースに土足で寝転んでみたりなど盛大にモラルの欠ける投稿をした人物だったり、身勝手な理由で犯罪行為を犯した容疑者(と噂される程度の人物含む)に向かって住所特定したり誹謗中傷するアレですね。

この私刑、名誉毀損が成立する場合があると言うのもここ最近よく上がる話になったような気がしているんですが、弁護士さんの見解の記事がありましたんでリンク張っておきます。

iRONNA編集部 川崎中1殺害事件の「犯人(と思われる人)の情報」として、特定の人物の画像や情報を投稿、拡散する人が後を絶たない。弁護士の清水陽平が安易な晒し行為に警鐘を鳴らす。

まず、実際にネットに書かれた人物が犯人ではなかった場合、特に何の問題もなく名誉毀損が成立することになります。

人の社会的評価の低下をさせることが名誉毀損となりますが、犯人であるとされれば、当然社会的評価が低下することになります。

そして、名誉毀損が成立しなくなるケースとしては、(1)公共性、(2)公益性、(3)真実性、(3)’真実相当性を、いずれも満たすことが必要です。

犯人ではなかったという場合、真実ではない以上、真実相当性があるかどうかという問題になります。真実相当性というのは、真実と信じる相当な理由があることをいうのですが、軽々しく信じるだけでは不足で、相当な証拠をもって信じる必要があります。

「みんなが書いていて犯人であると信じました」とか、「ネットで調べて…」といった程度では全く不足で、これが認められるのはかなりの調査をしたケースです。

したがって、犯人でなければ名誉毀損が成立することになるのです。

ってか実際に犯人じゃない時なんてあったっけ?大体炎上した人物って結局犯人ばっかりだったような、と思いましたが・・・そういやありましたね。火の無い所に煙が立ってしまった誹謗中傷事件スマイリーキクチ中傷被害事件が。

川崎市の中1殺害事件の犯人だとしてTwitterを中心に顔写真が出回っていることについて、ネットでいわれなき中傷被害にあった経験のあるスマイリーキクチさんがコメントしています。

インターネットが無かった時代は隣近所で済む話だったり噂レベルの話が今やリアルタイムで簡単に全世界に広がっていき、そしてそれが何十年経っても残り続けます。それが良くもあり、使い方を間違えれば危険でもあり。

匿名だから友達や親兄弟と話をしている時のように簡単に色々発信してしまいますが、場合によっては罪に問われてしまう事もありますので匿名と言えども私も発言には今後一層注意したいと思う今日この頃です。

ヒーロー < 悪人?

でもYahooニュースとかで例えば不倫のニュースがあったりすると凄いですもんね。コメントが罵倒の嵐で。別にヤフコメに書き込んだりはしないですが、そういうコメントを眺めてると何となく「そうだそうだ!こいつらは悪だ!」という気持ちが脊髄反射的に出てくるのが怖いところ。

冷静になるとそりゃもちろん不倫はダメだけど第一報の時点で鬼の首とった様な罵倒の嵐はちょっとなぁ・・・親の敵でもあるまいし・・・とも思ったり。不倫だって言い分やニュースの書き方ひとつで男が悪かったり、女が悪かったり。見方を変えれば意味合いが180度変わってしまう事もあるはずなんでしょうけども・・・。うーん、まぁそんな簡単に何でも真実が分かれば名探偵や裁判所なんていらないかw

とまぁちょっと話がずれましたが最近個人的に思うのは今の世の中的にはヒーローより悪人(とか変人)の誕生の方が気持ちのどこかで望まれてるのかなぁって事です。ヒーロー1人を応援するより皆と一緒に力を合わせて悪人を叩いたり倒したりする方がきっと楽しいですもんね。

あそこに挙動不審なヤツがおる!面白そうだから叩こうぜ!とか、悪は滅ぶべし!俺たちと一緒にアイツ倒そうぜ!とか。そういうのをあえて利用した「炎上商法」なんてよく考えたもんだよなぁ。うーむ怖い怖い。

「悪」を求めるのが良い事なのか悪い事なのかは正直判断が付きません。「必要悪」なんて言葉もありますし。が、判断が付かないからこそなるべく俯瞰視点で物事を見れる様に冷静でいたいなーとは思います。・・・いや無理かなー?いかんせん浅い人間ですから。脊髄反射でれっつらごードーン!www

って事で今後は気持ちが殺伐とし始めたらエロ動画を見てまず一旦落ち着こうと思います。なんせ変態これくしょんですから。(2回目)

(イラスト・『いらすとや』)

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