東芝の「野菜工場」閉鎖へ・・・。

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「工場」で「野菜」?

横須賀市にある東芝の野菜工場「東芝クリーンルームファーム横須賀」を12月末に閉鎖するという発表がありました。

そもそも東芝が野菜工場を持っていた事を知らなかったのですがw2年前にその野菜工場で生産が開始された時の記事もありましたのであわせてご紹介いたします。

東芝は9月30日、神奈川県横須賀市にある植物工場「東芝クリーンルームファーム横須賀」で野菜の生産を開始したと発表した。10月下旬に出荷を開始する予定。

なんとなく「工場」と聞いてしまうと『鉄と埃と機械油!』なイメージを勝手に持ってしまうのですがw調べてみれば元々この野菜工場は東芝が製造していたフロッピーディスク工場だったそうで、時代の流れでフロッピーの需要も減り製造終了になり、そしてその遊休施設を再利用したのが野菜工場だった訳ですね。

フロッピーディスクもチリや埃は大敵ですからそもそもこの工場自体がとてもクリーンな工場でして、害虫や雑菌を遮断したほぼ無菌状態が保てる「クリーンルーム」を利用し、さらに

同工場には、植物育成向けに光の波長を最適化した蛍光灯、均一な温度・湿度の環境を実現する空調機器など、同社の最新機器が導入されている。加えて、栽培状況を把握するための遠隔監視システム、梱包材などを消毒する除菌システム、半導体事業で培った生産管理技術など、同社が持つ技術・ノウハウも活用されている。

と、最新技術も導入しつつ運用していたそうです。なので雑菌による痛みも少ないから無農薬でも長期保存が出来る野菜が採れたんですってよ奥さん。いやー知らなかったなー。

でも奥様方の目は厳しかった。

とまぁ品質的な部分で言えばまず間違いは無かったであろうこの東芝産野菜。なのにわずか2年でその幕を閉じる事になったその理由はとても単純明快。

価格が高いから売れない

だそうで・・・。うぅん何とも世知辛い話ですねぇ。とはいえ家計を預かる奥様方から見たら毎日使う野菜の価格って1円でも違えばきっと大きな差でしょうし、飲食事業者がこの野菜を使うとメニューの価格を上げざるを得ない、となれば敬遠するのも仕方なさそうですし。難しい所ですねー。

なおこの東芝産に関しては当時のプレスリリースを見ると

高い鮮度が長期的に求められるカット野菜やサラダ用をターゲットとし、スーパー、コンビニエンスストア、飲食業者などを中心に販路を拡大していきます。

と、カット野菜として流通していたらしいんですが正直なところ実物を見たこと無いんですよね・・・。一応画像で検索すると、おぉ、あったあった。

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・・・。

・・・うん、なんでしょうね、「TOSHIBA」ってロゴが入るだけで溢れ出る家電感。野菜なのに。

何て表現すればいいのか分かりませんが部屋に置いておくだけでマイナスイオンが発生してくれそうな感じ?野菜だけど。

工場死すとも技術は死せず!

なお東芝は

2014年11月から開始していた植物工場での野菜生産を通じ得られた栽培に適した照明技術、温度・湿度制御技術、遠隔監視システムの条件設定などの知見・経験を活かし、植物工場向け機器やシステムの販売の工場ソリューション事業については、今後も継続します。

と工場は閉鎖しても培われた技術、経験を生かして今後も植物工場関連の事業は継続していくとの事でした。こういう照明の技術とかって植物以外の色々な分野でも応用が利きそうな感じではありますので東芝さんには頑張って欲しいですね。工場は閉鎖してしまいましたがこの技術の発展と活躍を是非応援させて頂きたいと思います。

あ、そういえば最近ロシアとの経済協力の話があったんですが、

この時Yahooのリアルタイム検索を見ててもシベリア鉄道の延伸の話題ばかり上がっていたように記憶しているんですが、日本からの協力提案の中に

  • 植物工場の導入支援

という項目が入っていたのが地味に気になっていました。『寒冷地で野菜を生産するための温室技術の供与』という事らしいんですが、もし仮にこの東芝の技術が提供されたりなんかしたら極寒の地で育まれたロシア産のほうれん草』なんてのも食べられる日が来るかもしれませんねw

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